くらし情報『【エンタメCOBS】GPSとアインシュタインの意外な関係』

【エンタメCOBS】GPSとアインシュタインの意外な関係

しかし、実際には受信機には、そこまで正確な時計を持たせていないことが多いため、誤差が生じてしまいます。
(例えば、時計が1秒狂っただけで、30万kmもの誤差が発生しまい、まったく使い物になりません。)

こうした理由から、4つ目の衛星からのデータを受信することによって、3次元空間上の位置と時刻の計4つを未知数とした方程式から、その位置を割り出すことで、時計の狂いをカバーし、その精度を維持しています。

■アインシュタインの相対性理論とは

有名なアインシュタインの相対性理論には、1905年に発表された「特殊相対性理論」と1916年に発表された「一般相対性理論」の2つの理論があります。

相対性理論そのものの中身は難解なので、ここでの説明は省略しますが、この2つの理論をもとにして、特殊相対性理論からは「高速で運動する物体は時間の流れが遅くなっていく」ということが言え、一般相対性理論からは「重力の影響が小さくなると時間の流れが速くなっていく」ということが言えます。■GPSと相対性理論の深い関係

勘のいい方は、ここまで読めばGPSと相対性理論の関係に気づいたかもしれませんね。

GPS衛星には、非常に高精度な原子時計が搭載されているのですが、(1)

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