【エンタメCOBS】効果抜群!? あなたの祈りが神様に届く、神社での作法
以前、ある有名な占い師が「神社では、女性は音をたてずに拍手を打ちなさい」とテレビで発言し、「それは『しのび手』と言って葬式の際の作法だ」と反論が出たことがありました。神社は神様の「気」にあふれた場所ですから、気持ちを清め、礼儀正しくふるまいたいものです。しかし、正式な作法を知らない方も多いのでは?ここで改めて勉強すべく、千年以上の歴史をもつ神社の宮司・Aさんに聞いてみました。
■手水の正式な使い方
――神社の鳥居をくぐると、多くの場合、手水舎(ちょうずや)がありますが、手の洗い方がよくわかりません。正式な作法はあるのでしょうか?
「手水舎で清めるのは手だけではありません。手と口を水で浄化すると同時に、心にある罪ケガレも洗い流そうとするのが本来の意味です。
神社庁はその作法を定めているので見てみましょう。まず、右手で柄杓(ひしゃく)を取って、水盤の水を汲み左手にかけて洗います。
次に左手で柄杓を持って同じように右手を洗います。そしてまた右手で柄杓を持ち、左手のひらに水を入れ、それで口をすすいだら、最後にもう一度左手に水をかけます。
このとき、柄杓に少し水を残しておきましょう。最後に残した水で、柄の方を下に柄杓を縦にし、使った柄杓を清めます」