肩がこって首に違和感があるときに、自分で首をひとひねり。ポキっ!と首からの音を鳴らして、違和感がすっきりした!…という経験はないでしょうか。すっきり感を得たくなると、その後も首を鳴らしそれが癖になりがちです。
考え事をしながら鳴らしたりと、無意識にポキっと鳴らしたりしていることも。鳴らさずにはいられなくなる人も多いですが、結論から言えば、ポキっと自分で鳴らすことは避けたほうが良い行為です。首に限らず、腰や指の関節などにもいえます。
ポキッと関節を鳴らすと、骨折するかもしれないという話を聞いたことがあるかもしれません。相当な無理をしなければ骨折をすることはありませんが、関節周囲の組織(関節包や靱帯(じんたい)など)を痛めてしまう恐れがあります。
ポキっと鳴らさない方が良い理由はそこにあります。首や腰の関節は、自分でひねりやすい角度が決まってきてしまうことも多く、毎回同じ部分に刺激が入りポキッと鳴ってしまうことで、靱帯(じんたい)が度々伸ばされその関節が不安定になってしまうかもしれないのです。
それにより、痛みを感じるようになることも。
そもそも関節のポキっという音は何なのか…、有力な説は、気泡よるものです。