【エンタメCOBS】猫並みに声音を使い分けろ! デキる系&モテ系になる発声法
空気を読む能力も、ビジネスの交渉力も、話の内容だけではなく、声のトーンやリズムで実力が変わることは、けっこうあります。「なんであいつが……」と思う人の声に耳を傾けてみると、心地よく感じることもあるはず。今回は、声の専門家に、職場の対人コミュニケーションで得する声のトーンについて教えてもらいました。
■笑顔で出す声のパワーは無限大
お話をうかがった野口絢子先生は、「話す声専門」のヴォイストレーナーです。気持ちの良い第一印象、電話応対、プレゼンなど、具体的なビジネスシーンに対しての指導をされています。
――相手に好印象を与えるために、意識したほうがいいことは何ですか?
「はい、まずは、笑顔になること。そして、腹式呼吸で話すこと。また、相手の頭のもうひとつ向こうに向かって、放物線を描くように話すことも効果的です。
特に、笑顔になるのは、すぐにでもできるはず。ぜひ表情筋を使って口角をキュッとあげて話していただきたいです。印象がグッと変わるはずです」(野口先生)
――電話など、相手の顔が見えないときに一人で笑うのは、なんだか恥ずかしい気がしてしまうのですが……。
「実は、電話など相手に顔が見えないときほど、差がつくんです。