【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。保険診療と自由診療はどう違う?
「奥歯で保険診療が適用されるのは銀色の詰め物やかぶせ物だけです。奥歯では、白い色の詰め物、かぶせ物は自由診療となります」(江上先生)
保険診療と自由診療では、詰め物やかぶせ物の材質は違うと聞きます。江上先生は、こう説明を続けます。
「保険診療では、前歯に関して、『レジン』と呼ぶプラスチックを使います。中でも、かぶせ物の場合、『硬質レジン前装冠(ぜんそうかん)』と言って、金属の冠を作って表面に歯の色をした硬質樹脂を張り付けるタイプを使います。
ほかに、すべて白色の『硬質レジンジャケット冠』もありますが、噛(か)み合わせに対して強度を考慮すると、硬質レジン前装冠を使うことが多くなります。
自由診療の場合は現在、陶材だけで作られた『オールセラミック』、金属で冠を作り表面は陶材の『メタルボンド』、超硬質レジンで作られた『オールハイブリッドセラミック』、超硬質レジン前装冠の『ハイブリッド前装冠』、金を用いた『ゴールドクラウン』など、複数の種類があります。一般的に、使用する歯の位置、強度の必要性、見た目、費用などについて患者さんと歯科医が相談をして決めることになります」
■かぶせ物の材質、性能、見た目、費用の違いは?
保険診療のレジンと、自由診療のセラミックなどは、材質としてどう違うのでしょうか。