【エンタメCOBS】ラノベ作家ってオイシイ職業なのか?~突然ラノベ作家になってムフフな俺がいる~
――ライトノベルを書き始めるまでの経緯を聞かせてください。
十代の頃はそこそこ勉強もして一般的なレールに沿って生きてきたんですけど、大学で劇団を始めるというありがちな落とし穴にはまりました。結局、劇団はうまくいかなかったんですが、その後、二十代半ばから自主映画にチャレンジするというこれまたありがちな穴にはまったんです。そんな儲からなさそうな事をやっているうち、同じ活動の仲間が次々と辞め、最終的には自分も夜勤でウェブサイトを管理する契約社員になりました。
会社員としての仕事もそこまで嫌ではなかったんですが、どこか物足りない部分がありました。劇団や自主映画を何年もやっていたせいで、何かしら創作活動に関わって生きていたいと思うようになっていましたね。
――劇団、自主映画の次に、ライトノベルを選んだ理由は?結構、突飛なイメージがあるんですけど。
何かを作る活動で失敗しても誰かのせいにしたくなかったので、自分ひとりで出来るジャンルがやりたかった。
何かで一発逆転かましてやろうと思いながら、色々と模索していたんですが、三十過ぎのオッサンにチャンスをくれそうなジャンルってあんまりなくて、行き着いたのが年齢制限の無いライトノベルでした。