【エンタメCOBS】ラノベ作家ってオイシイ職業なのか?~突然ラノベ作家になってムフフな俺がいる~
――それは切実ですね。そこからどのように作品を書き始めたのでしょうか?
夜勤の仕事はネットの見張りのような内容で非常に楽だったので、出社してから最低限の仕事だけ済ますと終業までずっと応募用の原稿を書いていました。会社公認のサボれる時間で、とてもありがたい環境でしたね。
――夢のような会社ですね!一日の勤務で原稿は何文字ぐらい書いていたんですか?
最初は1,000文字ぐらいから、だんだん増えて最終的には4,000文字ぐらい書けるようになりました。でも不況のあおりで部署が無くなり、僕リストラされたんですよ。ちょうど受賞が決定した直後の時期でした。
――仕事中にラノベを書けるような職場ならではですね!初めて書いた作品の応募で、小学館ライトノベル大賞の特別賞を受賞されましたが、送った時には賞をとれると思っていました?
まったく思ってませんでした。とりあえず応募してみないと始まらないので、どんな出来上がりでも書き終えて絶対応募するって決めていただけです。
――作品を応募するにあたっていちばん意識した事は?
まず自分の得意な部分をアピールすることを考えました。僕の場合はそれが「ギャグ」