くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(28):もしも不老不死の薬があったら』

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(28):もしも不老不死の薬があったら

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(28):もしも不老不死の薬があったら
秦の始皇帝も愛用していたといわれる不老不死の薬・丹薬(たんやく)。紀元前200年以前から使われていたほど、永遠の命へのあこがれは根強い。

もしも不老不死の薬があったら幸せになれるのだろうか?DNAの損傷、ガン、記憶の欠落におびえ、永久に続く時間を孤独に過ごすことになりそうだ。

■自爆する遺伝子

人間のからだには約60兆個もの細胞があり、日々それらが寿命を迎えて死んでいる。死んだ細胞は老廃物として体外に追い出され、代わりに新しい細胞が生まれる構造は新陳代謝とも呼ばれている。

血液を例にすると、体重60kgの人はおよそ4.5リットルの血液があり、そこに含まれる赤血球、白血球なども新陳代謝を繰り返している。酸素と二酸化炭素を運ぶ赤血球の寿命はおよそ120日、一日の生産量は2,000億個にも及ぶ。

体内に侵入したバイ菌や異物を排除する白血球は数日、傷口で固まり血液を止める血小板は10日ほどで寿命を迎えるから、新旧の細胞を入れ替えるだけでも大忙しだ。
血液以外も、新しい細胞の供給量が減ればその器官の機能低下は免れず、呼吸に必要な肺胞(はいほう)が減れば肺粗鬆(そしょう)症など、生命を脅かす状態を招く。
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