2012年12月22日 12:50
【エンタメCOBS】どれだけ知ってる? 日本の絶滅危惧種たち
今年、不漁が続くニホンウナギを「レッドリスト」と呼ばれる絶滅危惧種に指定するという方針を環境省が出しましたが、実はこのレッドリストには、ウナギと同じように私たちの身近な存在の生き物の多くも指定されていたりします。
今回は、そんなレッドリストに登録されている身近な絶滅危惧種たちを紹介します。
●タガメ
田んぼが近くにある地域で育った人なら知らない人はいないであろうタガメ。小学校の理科の教科書にも載っていたので、都会の人でも知っているでしょう。そのタガメも現在では絶滅危惧種に指定されています。田んぼの減少や農薬が広く使われるようになったこと、さらにタガメが住み処とする水草の生える川岸がコンクリートで整備されたりしたことで、急激に数を減らしました。
●ゲンゴロウ
タガメよりも知名度が上であろうゲンゴロウも、急激に数を減らし、絶滅危惧種に指定されています。こちらも水田の減少や水質汚染などが理由です。
ゲンゴロウの一種であるネミゲンゴロウはすでに東京では絶滅したとされています。
小さいころ、ゲンゴロウを捕まえたりして遊んだ人にとっては寂しい限りですね。
●オオタカ
日本では江戸時代の鷹狩りなど、非常に密接な関係にあったオオタカですが、森林伐採などの影響で数が減っており、準絶滅危惧種に指定されています。