【雑学キング!】食事でむせやすくなった時に、簡単にできる5つの対策
性肺炎になることも
加齢に伴って、全体的な神経支配や運動機能が低下する。すると、食べ物や飲み物、唾液が気管に入りやすくなり、痰も吐き出しにくくなる。それが原因で、異物が気管内に居座って腐敗し、口の中の雑菌も気管内で繁殖するため、肺炎を起こしやすい状態になってしまう。これが誤嚥性肺炎のメカニズムだ。
ちなみに、日本人の死亡原因の第4位は誤嚥性肺炎(1位は悪性腫瘍、2位は心疾患、3位は脳血管障害)。しかし、90歳以上だと、誤嚥性肺炎は第2位に。また、肺炎で死亡する患者の95%以上が65歳以上。むせないように気をつけることは、重要なエイジングケアにもなる。
ビタミンB群で気道のフタの反射神経を改善
飲み込む時に気道のフタが閉まりやすくなるよう、反射神経を衰えさせないことが大切。そのためにも、ビタミンB群を意識して摂るようにしよう。ビタミンB群は、身体の中の代謝における中心的な補酵素。それぞれ助け合いながら脳や神経、皮膚などを健康に保つビタミンなのだ。
B1の多い食品は、豚ヒレ肉、生ハム、大豆など。B2の多い食品は、豚レバー、牛レバー、鶏レバー、焼きのり、抹茶など。B6の多い食品は、ニンニク、カツオ、マグロ、牛レバーなど。