くらし情報『【雑学キング!】もしも科学シリーズ(46):もしも激辛フードを食べ過ぎたら』

2013年2月24日 14:00

【雑学キング!】もしも科学シリーズ(46):もしも激辛フードを食べ過ぎたら

【雑学キング!】もしも科学シリーズ(46):もしも激辛フードを食べ過ぎたら
寒い時こそ食べたくなる激辛フード。その昔はトウガラシをカイロ代わりに使っていたほどだから、血行促進には打ってつけだ。

もしも激辛フードを食べ過ぎたらどうなるのか?からだが熱く感じる程度ならかわいいものだが、度を超すと粘膜の損傷や胃がんにつながる。過剰摂取が続けば脳や神経にダメージを受け重い疾患に悩まされることになるのだ。

■辛さは痛さ
辛みの代名詞・カプサイシンは、トウガラシ属の植物に含まれる化合物で、炭素、水素、窒素、酸素が原料だ。脂溶性(しようせい)で油やアルコールによく溶けるが、水には溶けにくい性質を持つ。

味の基本は甘/酸/苦/塩/辛の5つと言われているが、生理学的には辛味は存在しない。辛さは味ではなく、刺激にすぎないのだ。
カプサイシンの場合、知覚神経につながるカプサイシン受容体TRPV1がその刺激を受け止める。

これは化学物質や熱による「痛み」と同じだから、辛さ=痛さの図式となる。激辛料理を食べると、口の中が痛いほど辛いと言ってしまうが、これでは「痛いほど痛い」と言ったに等しい。もう少しひねりの効いたコメントを用意するべきだ。

カプサイシンの辛さはスコヴィル値であらわされ、値が大きいほど辛い。

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