【エンタメCOBS】不動産鑑定士の免許はつぶしがきくか?
売り主さんが「もっと高値でしか売らない」と言えばそれまでですし。
――鑑定士であれば、「適正価格」を提示できるというわけですか?
と同時にある意味ハクが付くわけです。「鑑定士さんがこういう価格を提示しているので」と。鑑定士さんの作成した書類は公的機関で通用しますので。エビデンスに使えるといいますか。
■開発部署にいたら重宝する免許
――不動産会社に勤めていても、役に立つ免許ですか?
それは部署によります。私は営業部なので必要ないといえば必要ないですが。例えば、「土地活用」「不動産のコンサルティング」などを担当する部署などでは重宝します。
というのは、先ほどのように「相続絡みでその土地をどうするか迷っている人」がいるとしましょう。
その方に、「今、土地はこのぐらいの価格」ですので売却しましょう、などという提案をする場合に「土地の評価額」を提示しなければなりません。不動産鑑定士の免許を持っていれば自分でもできますから。
――なるほど。公的機関に提出できる審査書を作成できることは大きな意味があります。
――例えば、個人で不動産鑑定士の免許を持っていて、「この土地の鑑定書を作ってください」