「第17回南のシナリオ大賞」は永合弘乃さんが大賞受賞! 登場人物のことをもっと知りたくなる秀逸設定に唸る
町田:私の中では上位です。最終選考に残った作品の中でラジオでしか表現できない物語はこれだけです。「Perfect Worldへようこそ」から始まって「Perfect Worldを退会しました」で終わる流れのセンスの良さもいい。ここでしか生きられない人々を描いている点にも今を感じます。
盛多:アバターの世界と現実の世界で25歳と45歳。23歳と15歳というふうに年齢が入れ替わっていくのも演出的には面白い。感動ポイントは、この女の子が亡くなっているという点です。物語としては高い評価です。
ただ最初に出てくる『ライ麦畑でつかまえて』はもう使い古されている気がします。
引用元URL:「第17回南のシナリオ大賞 選考会」https://writers9sib.org/contest.php?con=17d
■【書き下ろし】受賞記念作品「魅惑のタイム・トラベル」
〇作品説明
第17回「南のシナリオ大賞」を受賞した永合弘乃による、ちょっと奇妙な恋物語。 ゾクッとする結末をお届けします……。
〈完璧な恋人に出会えました〉
〈まるで、夢のデート。時間を忘れてしまう〉
〈現実に戻れなくなりそう〉
これが『魅惑のタイム・トラベル』に対するネットの評判だった。