このように大きな面積を占めるファブリックを選ぶ際に注意が必要なのが、「明るく個性的すぎたり、暗すぎたりする色柄のものはさける」ということ。色には面積が大きくなればなるほど、その色の特徴を強調するようになる「面積効果」という性質があります。
よく、カーテンなどの色見本として、小さな布のきれはしがついていますが、実際のカーテンの大きさになると、その何十倍も、派手な色は派手に、暗い色は暗くなるので気をつけましょう。
大きな面積を占めるファブリックには、黄色系であれば「イエローゴールド」より「クリーム色」、茶色系であれば「ダークブラウン」より「ライトブラウン」のように、比較的ナチュラルな、他のインテリアと合わせやすい色合いのものを選ぶとバランスがとりやすくなります。
カーテンやフロアマットを変えるのも少し気合いがいるという方は、クッションのカバーやランチョンマット、キッチンマットなど、比較的小さい面積のところから、秋らしい色柄のものに変えてみるのはいかがでしょうか。
こういった小面積のものには、地味な色よりも、少しだけ個性的な色柄のものを取り入れてアクセントにすると、ハイセンスなお部屋になります。