「茶湯」と「現代アート」のコラボに触れて、日常生活をより豊かに
「お茶する?」と言えば、カフェなどでコーヒーや紅茶を飲むことさしますが、本来「お茶」と言えば、「茶道」つまり16世紀末に広まった「茶湯」のこと。
16世紀には、茶を飲むという行為や茶を点てるプロセス自体を美として捉える「茶湯」が流行、侘び、寂びといった独特の美意識が成立し、お茶を飲むという生活習慣を超えた「芸術としての茶」が完成しました。
最近は、和のおけいこごとなども流行りなので、何となく「茶湯」に憧れを感じている人はいるかもしれませんが、いざ経験するとなるとなかなか敷居が高そうに感じるのも事実。
一方、現代アートというのも、新しく始まった芸術でありながら、どうやって楽しめばいいんだろうと、疑問に感じている人もいるはず。
hpgrp GALLERY TOKYOが、そんな二つの芸術を集めた「茶湯(ちゃのゆ)」と「現代アート」のコラボレーション展、「一品更屋展」を行うそう。
本企画を行う一品更屋は、日本独自の総合芸術としての茶湯(ちゃのゆ)を現代的に解釈しなおし、展示会やイベントなどを通して広める「現代茶湯」の活動を行う更屋蔦左衛門さんと尾木原暁子さんによるユニット。
最近では、彼らを中心に16世紀の茶湯が持つ革新性を再度見直し、現代美術との対比、融合から新たな日本の美のあり方を探る「現代茶湯」の活動が活発化しているんだそう。「茶湯」も進化しているのですね。