教育費の流れを掴むシミュレーションシート 【私立を目指す家庭の教育資金特集4】


■各学年で過不足を計算し、累計額をチェックする学費・習い事、塾の費用(A)を入力したら、次は「年収の15%」(B)をいれ、教育費の合計との差額を計算する(C)。

教育資金としてすでに用意している預貯金等があれば、最初の年にそれを加算する。学資保険に関しては、給付金・満期保険金が支払われるタイミングで給付額を加算する(D)。

年収については、本来であれば昇給率を加味するのだが、今のご時世、昇給率ゼロもしくは、厳しめに見積もった額をインプットしておく方が賢明かもしれない。

■各年の過不足の累計額を算出する現在から、1年後、2年後…それぞれの都市の過不足の累計額を計算する。ここが常にプラスであれば、資金計画としては合格! どこかでマイナスになるタイミングがあった場合は、どうやってそれをカバーするかを考える。

累計額がマイナスをカバーする着眼点
1)受験タイミングを遅らせる
(小学校受験→中学受験 あるいは 中学受験→高校受験)
2)受験校を変更する。(学費を無理なく払える学校を見つける)
3)既存の習い事をやめる(受講回数・時間を減らす)
4)家計の見直しをし、貯蓄を増やして赤字補てんをする
5)妻が働くことで世帯の年収を上げる
6)資産運用や副業などで収入を増やす
7)(子どもにとっての)祖父母から教育資金贈与を受ける
(「“私立”を目指す家庭の教育資金の育てかた」より抜粋)


教育資金づくりというと、眉間にしわを寄せてコツコツ積み立てるイメージかもしれない。
「でも、このシミュレーションシートを作り、将来の出費を早い段階で把握することで、キャリアプランの修整や貯まる仕組みづくりを取り入れて乗り越えられるケースも多いということを覚えておいて下さい」と、竹下さん。

「でも、やっぱり大変…。我が家は無理かも」と思った人も大丈夫! 次回は「教育資金づくりが楽しくなる“仕掛け”を作る!」です。
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