穏やかに気持ちをあげる “吹奏楽” のおすすめ3選
軽快で粋なフランスのエスプリ「田園のコンセール」クラリネット、オーボエ、バスーンで演奏される木管三重奏をトリオダンシュ(Trios d'anches)と呼びます。その管の名手3人が奏でる、フランス近代管楽作品を集めたのがこのCD。1曲目、ジョルジュ・オーリックの「三重奏」が流れ始めた瞬間、遊び心に満ちた活気ある楽しげなメロディに心をつかまれ、「今日もがんばってみようかな」と気分が高まり元気になれるはず!
タイトルの「田園のコンセール」は、1901年マルセイユ生まれのアンリ・トマジの作品。20世紀後半まで活躍していたフランスの作曲家の曲ばかりが集められ、こんな自由な展開もあっていいのかと、発想を転換させてくれ、新しい1日を始められそうです。
リコーダーの素朴な音色で本来の自分らしさを取り戻す小・中学校でリコーダーに触れた人は多いことと思いますが、リコーダーは中世から続いている木管楽器。そのナチュラルで素朴な音色は、地に足の着いた力強さを私たちに与えてくれます。人間関係などに悩んでいたとしても、プリミティブな人間本来の自分に気づかせてくれる。それが笛の原型ともいえるリコーダーの魅力だと思うのです。
テレマン、バッハ、コレッリ、オルティス、マレなど、木管のぬくもりが最大限に生かされた選曲は、あれこれ迷いがちな朝の気分をシャンと基本に戻してくれそうです。木管楽器ならではのあたたかさが持つ平明さと健全さが優しく後押ししてくれる朝を、あなたも迎えてみませんか?
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モーツァルト
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「田園のコンセール」
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「リコーダー×リコーダー ~リコーダー・アンソロジー~」
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