案外知らない!「お金の3つの機能」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集1)
「お金について詳しくなることは、その子どもにたくさんの可能性を授けることです」と言うのは、本田健さん。複数の会社を経営する「お金の専門家」であり、豊かな暮らしを体現されている本田さんに、「子どもに教えたいお金に知恵」についてお話を伺った。
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■あなたとお金の関係をチェックしてみよう本田さんは「あなたとお金の関係が、子どもの未来を決めるのです」と言う。親がお金と健康的に付き合えていれば、子どもも自然とお金と良好な関係が築ける。反対に、親がお金に関して混乱していると、子どもも混乱を受け継いでしまう。だから子どもがお金と健康的に付き合うための第一歩は、親が「自分とお金との関係」について自覚することなのだ。
お金との関係は大きく分類すると、次の8つのイメージがある。あなたのお金に対してのイメージはどれが近いだろう? チェックしてみよう。
■お金の8つのイメージ(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より抜粋)
■お金に対しての価値観を検証しよう「驚かれるかもしれませんが、お金と健康的につきあっている人にとって、お金は“単なる紙と金属”にしか見えません」と、本田さん。「一般的に、人はお金に対して“自由を与えてくれるもの”“安心、安定”など、象徴的な意味を持たそうとします。こうして考えてみると、お金は、その人の価値観が投影されたものであるとも言えます」
あなたが家族から影響を受けたお金に対する価値観と、現在あなたが持っているお金に対する価値観を比べてみよう。その価値観は、あなたの人生にどのように反映されているだろうか?「もし、お金に対して不安があるのなら、その感情を手放していくようにしましょう」