竹製のカゴや箒、トタンのちりとり、アルマイトの急須、天然ゴムの長靴など、どこか懐かしい日用品の数々。丈夫で長持ちして、使いこむほどに味が出てくる、そんな普段使いの生活道具を「荒物雑貨」とよび、商っているのが日本橋馬喰町の荒物問屋・松野屋です。
店主・松野弘さんは、日本各地の小さな町工場や職人を訪ね歩き、大量生産のプラスチック製品や安価な輸入品におされ、風前の灯となっていたアルミやトタン、天然素材の“荒物雑貨”を見出して光をあててきました。
「シンプルで使い勝手がよくて買いやすい、そんな昔ながらの生活道具を多くの人に使って欲しい。そしてそれらを生み出す日本の町工場や職人のモノづくりへの取り組み、その技術力の高さを伝えていきたい」と話します。
そんな松野さんに大人の女性にオススメな荒物雑貨をいくつか選んでいただきました。