何を、誰から学ぶかで女性の人生は変わる!? ~教育と才能の扉~(女性の幸せの見つけ方特集-4)


扉の向こうに待っているもの=自分の才能を社会と分かち合う

「私には才能なんてないから、そんな話、関係ない」と思う人がいるかもしれない。けれども、才能というのは、何かに秀でることだけではない。ここで言う才能とは、「その人がその人らしく、自分の能力を発揮できること」を指す。「自分には才能がない」と構えてしまうのはナンセンスだ。

「自分の好きなこと、得意なことを、自分1人あるいは自分の家族の中だけで共有するのにとどめるのではなく、外に発信していくかどうかが人生の分岐点となります。会社勤めでもフリーランスでも経営者でも、必要なのは自分の才能を見つけて、それを社会と分かち合うことです。」(本田さん談)

教育と才能の扉を開けた先にあるのは、まさにそれだ。


才能を分かち合うためにメンターを探そう

メンター(Mentor)とは、人生のことをいろいろと教えてもらえる存在のこと。社会と才能を分かち合い、自分らしく生きていくためには、メンターの存在が欠かせない。と同時に、「誰をメンターにするのか?」も、とても大切な問題だ。

メンターは必ずしも1人であるとは限らない。仕事のメンターがいれば、生き方のメンターもいる。女性としてのメンターもいれば、母親としてのメンターもいる。

「人生のジャンル毎にメンターを持つことを心がけてください。1人だけの教えにこだわってしまうと、偏った生き方、考え方になってしまいがち。
どんなに素晴らしいメンターでも、あらゆるジャンルに長けているということはないので、そのメンターの一番いいところだけを学ぶようにするのが現実的だと思います」(本田さん談)

同性として憧れる、幸せなメンターを持つ

この時、特に大切なのは、「幸せな女性」のメンターを持つこと。同性だからこそわかることというのは、少なからずある。たとえば、子どもが3人いて、仕事も楽しくやっていきたいと考える人は、子育てをしながらビジネスでも成功している女性のメンターを探す必要があるだろう。

そういう相手であれば、いま自分が悩んでいること、迷っていることを相談できるし、より具体的なアドバイスもしてもらえるはずだ。

これが異性のメンターならば、ビジネスのことでは相談できるかもしれないが、家庭との両立はどうしたらいいか?という質問にはピンと来る答えが返ってこないかもしれない。「女性のメンターがいいというのは、彼女も同じ道を歩んできたので、あなたの悩んでいることが、はっきり想像できるからです。」(本田さん談)

教育や才能の扉を開け、どのように進んでいけばよいかはわかった。だが、そのためには、家族の協力も必要だ。次回は、「あなたの最高と最低を引き出す存在 ~家族の扉~」を開いてみよう。


女性の幸せの見つけ方 ~運命が開く7つの扉~(本田健・著/きずな出版) 定価:本体1,300円(税別)

何を、誰から学ぶかで女性の人生は変わる!? ~教育と才能の扉~(女性の幸せの見つけ方特集-4)


(ライター:楢戸ひかる)
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