意識するだけで写真が変わる 光の当たり方(ママのための写真術4)

カメラ初心者のママでも、簡単に美しい写真を撮れるコツ。 それは「光の当たり方を考えながら撮ること」です。

今回は明るさに関するカメラの基礎知識と、光の当たり方による違いをお伝えします。

目次

・写真の「光」に関わる指標
・「逆光」以外も覚えておきたい、光の当たり方の違い


意識するだけで写真が変わる 光の当たり方(ママのための写真術4)

© determined - Fotolia.com


写真の「光」に関わる指標

写真を撮る際、光の量やバランスに関わる指標には、以下のようなものがあります。

1.ISO感度
どれくらいの光量を取り込むかを表す度数。高いほど「高感度」と言われ、暗いところでも撮影でき、シャッタースピードを早められます。ですが、感度を高くすればするほど写真のノイズが目立ち、荒い画像になっていくため、バランスが大切です。

2.ホワイトバランス
光源によって色合いを補正する機能。
たとえば、「室内」モードに設定すると写真が全体的に赤っぽく、「蛍光灯」に設定すると緑っぽくなり、環境が与える光の影響をカメラが自動的に、肉眼で見た色に近く調整してくれます。慣れないうちはオートモードで充分ですが、色調補正を覚えると、より実物の色に近い写真が撮れるようになります。

3.絞り
レンズを通す光の量を決める数値。数字が大きくなればなるほど、レンズに光を通さない=「絞り込む」状態になり、逆にたくさんの光を通すと「絞りを開ける」状態になります。絞り込むとピントが合う範囲が広くなり、広い場面もはっきりと写せます。

逆に絞りを開けるとピントが合う範囲が狭まり、背景がぼやけて、被写体が浮き上がったようにくっきり映る、「ボケ味がある」写真を撮ることができます。

4.フラッシュ
オートモードで撮影すると、暗い場所では自動的にフラッシュが焚かれますが、被写体の顔だけが浮いたように白く写ってしまったり、全体的に光が当たり過ぎたりしてしまうことが多くなります。

そんな場合、少しでも自然光がある環境なら、フラッシュを切って撮影してみましょう。
窓からの光や照明が当たっていることを確認しながら撮れば、より雰囲気のある写真を撮ることができます。

ただ、その分レンズが充分な光を取り込むため、シャッタースピードが遅くなり、手ぶれが起きやすくなるので、ISO感度を600か800に設定するとよいでしょう。 あとはカメラをしっかりホールドして撮影することで、自然な写真を撮ることができます。


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