プレゼンになると緊張してしどろもどろ。結局相手に伝えたいことを伝え切れず、そのまま終了。そんな経験はありませんか?
企画職として、週3~4ペースでプレゼンをこなし、周囲からもプレゼン上手と認められている深山雅文さん(仮名・38歳)に、今回お話を聞いてきました。
■プレゼン資料は、相手によって切り口を変えるべし
深山さんのプレゼン資料を見せていただくと、パワーポイント60枚超えの大ボリューム。しかしその中身は文字も少なめですっきりしています。
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相手に必要な資料だけ抜き取って使っているため、枚数が多いことは問題ではないとのこと。
社内上層部へのプレゼンであれば、数字を最も気にすると想定し、市場のリサーチ結果など、数字の根拠となる資料を多く入れたものを用意します。
他社へのプレゼン時には競合との違いを強調するなど、相手が求めるものをピックアップしてプレゼンに臨みます。
最初に膨大な量のプレゼン資料をつくるのは一見手間に思えますが、結果的には時短になっているそうです。
■相手をひきつける、ちょっとした仕掛け
プレゼン資料を読み上げるだけでは、相手の心に響きません。そこで、相手を楽しませるための仕掛けを入れると成功率が高い、と深山さんは言います。
かたくなりがちなプレゼンの場ですが、共感や笑いの要素を入れることでその場が和みます。たとえば誰もが知っているキャラクターを、シート内に入れることがその方法です。
プレゼン中に緊張もほぐれ、自分のペースに引き込みやすい環境に持っていくことがポイントです。