調査でわかった「育児ストレス」の実態、みんなどう対処してる?
子どもを産み育てていくことは、子どもの笑顔や成長する姿にホッとすることもある反面、うまくいかずに悩んでしまうことも多いですよね。育児中に抱えるストレスにはどんなものが多いのでしょうか? 「子育て」についてのある調査では、その具体的な内容や対処法が明らかになっています。
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ストレスの理由、第1位は「言うことを聞かない」
オウチーノ総研は、首都圏在住の20~45歳の子どもをもつ既婚男女700名を対象に「子育て」についての
アンケートを実施。「『育児ストレス』を感じたことはありますか?」というアンケートでは71.8%の人が「ある」と答えています。
その理由としては「子どもが言うことを聞かないから」という意見が多く、「子どもの自我が芽生え、片付けなどを素直にしない」という意見も。続いて「夜泣き・なかなか寝付かないから」という意見から、「時間がとれない」ことのストレスもあることがわかっています。
また、育児ストレスを抱えている女性は84.0%という高い数値にかかわらず、男性は59.5%。
夫婦の間には育児でストレスを感じる度合いに、大きな差があることもわかりました。
「ちょっとしたことで子どもを怒鳴ってしまった」という後悔も
ストレスが解消されないことで気持ちが不安定になり、つい「やってしまう」こともありますよね。育児ストレスを抱える人に「『育児ストレス』が原因で、ついやってしまったことはありますか?」と質問すると「些細なことで子どもに怒鳴ってしまった」という回答が男女ともに半数を超えました。
具体的には「寝不足で子どもにからまれて…」「気持ちの切り替えができずに」「原因のすべてが子どもにあるかのように接してしまう」など。
また、育児ストレスが原因でついやってしまったことは「特になし」と答えた男性が40.4%に対し、女性は15.6%。女性の抱える「育児ストレス」は、より深刻なのかもしれません。