ヒントは女性誌! 営業No.1ウーマンが教える「通る企画書」作成のツボ
■途中で相手に疑問を抱かせる
上記を見なおしたら、次は企画書の構成を見ていきます。
ここで重要なのが、企画書にも「起承転結」をつけること。
「起」最も伝えたいこと、提起
「承」その提起に関わる根拠など
「転」相手に「?」と思わせる内容を挿入
「結」結論
「なんとなくイメージできても、企画書に落としこむのがむずかしい…という人は、売れている“女性向けの雑誌”の構成を参考にしてみるとよいでしょう」と岩崎さん。
実際に女性誌を見てみると、まずは表紙から読者の興味を引くようなインパクトのあるメッセージを発信しています。そして、ページのはじめのほうに読者の関心の高い特集を組んでいます。
その後も特集との関連性のあるタイアップ広告を入れたり、中盤では毛色のちがうコンテンツを挟むなど、読者を飽きさせない構成がされています。これを企画書にも応用するというわけです。
相手を飽きさせない工夫として、途中で相手に疑問を抱かせたり、意外性のある内容を組みこむのも重要なポイントです。
たとえば、企画とは関係なさそうな話題を挿入すると、相手は「?」と思います。
けれど、じつは企画に関連する「たとえ話」で、次のステップで回答をすると、相手の納得感をより強く引きだせるのです。
難しいテクニックではありますが、日ごろの会話のなかで意識するようにして、コツをつかんでみてはいかがでしょう。
通る企画書は、「相手を惹きつけられる」企画書です。簡潔でわかりやすく、かつ緩急があって驚きや発見といった人の心を動かせる内容を入れていく。それが通る企画書づくりのツボといえそうです。
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