日本の季節24等分にしてみた、「二十四節気(にじゅうしせっき)」の意味って知ってる?

日本には、旧暦を元にして季節感を表す二十四節気(にじゅうしせっき)と、七十二候(しちじゅうにこう)というものがあります。

目次

・二十四節気七十二候って?
・春をあらわすことば
・かわいいことばもある!


梅の花

(c)bonb - Fotolia.com



その表現はまさに、日本の四季の美しさをそのまま簡潔に表す美しすぎることばなのです。この季節にぴったりのすてきなことばを、ぜひ味わってみてください。

■二十四節気七十二候って?

私たちが普段何気なく使っている暦はグレゴリオ暦という世界基準の公式な暦ですが、日本では明治5年までは、これとは違う旧暦が使われていました。

旧暦は太陽と月の動きを元にした暦で、日付は月の満ち欠けで変わっていきますが、それだけでは季節がわかりにくいため、太陽の動きをもとに二十四節気を季節の目安としたのです。

二十四節気は、一年を約15日ごとに分けて、漢字2文字で言い表しています。立春、春分、秋分、夏至、冬至などがそうです。

そして二十四節気をそれぞれ3つずつに細かく分けたものが七十二候。
立春といえば、今では一日だけを指しますが、当時はその日から15日間が立春だったということになるのです。

今風にいうと、立春週間、秋分週間みたいな感じでしょうか。

■春をあらわすことば

2月といえば立春。新暦でいうと2月4日ごろになります。二十四節気でいう立春の中で4日から8日ごろまでを七十二候では「東風解凍(はるかぜこおりとく)」といいます。

昔、春は東から訪れると思われていたので、東風。日本では古くから、その風「東風」を「こち」と呼んでいました。菅原道真の有名な歌にもあります。


また、2月19日ごろを二十四節気では「雨水(うすい)」といい、温かい空気が雪や氷をとかして雨水になるときだと表しています。

二十四節気七十二候には、ひらがなは使われず、漢字のみで表していて、特に七十二候は現在常用漢字には使われないものもあります。

少し堅苦しく読みにくいものもありますが、使われている漢字をみるとそれだけで季節の様子がわかるものばかりです。十分に雰囲気を読みとることができますので、気軽に楽しんでみてください。

■かわいいことばもある!

日常で季節を感じることは、生活の中に節目をつくるきっかけになるもの。

誰もが知っている次の二十四節気は春分だと思いますが、実はその前に「啓蟄(けいちつ)」という二十四節気があります。


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