ポットのなかも開花宣言! 目で舌で楽しむ「工芸茶」の魅力

ティーポットやカップに入れて湯を注ぐと、きれいな花を咲かせるお茶。「工芸茶」といわれる中国のお茶です。

目次

・花が咲くお茶「工芸茶」って?
・工芸茶ってどうなっているの?
・工芸茶の秘密
・工芸茶のいただき方


工芸茶

© ogustudio - Fotolia.com



華やぐ季節にはお茶にも花を咲かせれば、気分がよりアップしそう。来客時はもちろん、手みやげにもオススメです。

■花が咲くお茶「工芸茶」って?

中華料理のお店で丸く小さいボールのような茶葉をみたことはありませんか? あれが花の咲くお茶、工芸茶です。

中国のお茶はとても古くて長い歴史があります。でも工芸茶は、比較的最近考案されたお茶です。見て楽しむ芸術品とまでいわれ、まさにビジュアルを重要視した、本当に美しいお茶なのです。


■工芸茶ってどうなっているの?

この工芸茶に使われる花はカーネーション、キンモクセイ、ジャスミン、千日紅、ローズ、マリーゴールド、ユリ、菊などです。職人の手によってつくられています。

茶葉は、一本一本まとめて木綿の糸で縛っていきます。この茶葉のまとめ方がとても大切で、上手にまとめられていないとうまく開くことができません。この茶葉の部分が、お湯を注いだときに葉のように大きく開きます。

そうしてきれいに整った茶葉に花を縫いつけていきます。花はとても小さいので茶葉に縫いつけていくのはとても大変です。最後に乾燥させてできあがり。


このように、ひとつひとつ丁ねいにつくられているのです。


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