嫉妬やねたみ… ネガティブな感情は、どうすれば捨てられる? 【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「嫉妬やねたみの感情を捨てられない」という、まりさんに、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。
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■まりさんのお悩み
旦那と離婚し、現在シングルマザーです。離婚の原因は旦那の浮気です。旦那はその不倫相手と再婚しました。小学生の息子も父親に会いたいはずなのに、2人が幸せに暮らしているのが許せません。
いまは仕事や友人に恵まれているので、幸せだと思わないといけないのですが、過去を忘れることができず、嫉妬や憎む気持ちが消えません。2人の不幸を願ってしまいます。
嫉妬は何も生まないし、とらわれてもいけない、とわかっているだけに、心をどう持って生きていけばいいのかわかりません。
アドバイスをお願いします。
■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんより
まりさん、「幸せと思わないといけない」という言葉に引っかかりました。
「幸せと思おうとしている人」それは実は「自分は不幸だと思っている人」です。幸せは思おうとするものではなくて、“気がつくと感じているもの”だと思います。だからいまは「私、幸せだと感じられていないんだな」でOKです。
人を恨んだりねたんでいる間は幸せを感じるのは難しいのですが、無理に幸せだと思おうとしないでくださいね。
まりさんが今すぐした方がいいのは、とことん彼らを恨むこと。
二人の不幸を願うことです。ええ、どんどん願ってみてください。ひどいことを言いますよね。でも大丈夫ですよ。枕をたたいたり、お風呂で怒鳴ってみたり、恨みの手紙を書いてそれを破るなど、はたから見たら見苦しいようなことをしてみましょうか。
具体的に彼らに何かはしないでくださいね。まりさんが願ったところで彼らには影響もないし、まりさんにも悪影響はありません。その気持ちをなかったことにすることが、まりさんに悪影響です。
嫉妬や人を恨むことはできるだけしたくないですが、その感情が生まれた時に、捨てようとしても捨てられないものです。ではどうしたらいいかと言いますと、その感情と添い寝すること。「そこにいていいよ」「一緒にいようね」とその感情に居場所をあげること。
「私はまだそんなに恨んでいるんだね」「私はまだ悲しいんだね」
「私はまだ苦しいんだね」「怒っているんだね」
「ずるいよ」「ひどいよ」「取らないでよ」「捨てないで」「やめてよ」
そんな言葉を言ってみてください。怒りが出てくるかもしれませんね。泣けてしまうかもしれませんね。
そして次は
「悲しかったね」「苦しかったね、つらかったね」
「もっと怒っていいよ、恨んでいいよ」「よく頑張ったね」
「私はずっと一緒にいるよ」
そうやって自分に優しい言葉をかけてあげてください。