食が細くても「ふりかけ」をかければご飯をたくさん食べられる! という子どもは多いですが、市販のものを頻繁に使用するとなると、栄養面や添加物が気になる…というママもいるのでは? それなら、自作してみてはいかがでしょうか。
自分でつくるから、味付けや量は自由自在。食材を工夫すれば、野菜不足の解消にもつながります。子どもはもちろん、大人も楽しめます。
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■ニンジンとホウレンソウのふりかけ
まずは、やさしい味のニンジンとホウレンソウのふりかけ。わが家では、ニンジンをすりおろして作ります。
<材料>
ニンジン、ホウレンソウ、ごま油、酒、みりん、しょうゆ、かつお節
<作り方>
1.ニンジンをすりおろし、絞って水気を切る。ホウレンソウはゆでてしっかりと水気を切り、細かく刻む
2.フライパンにごま油を熱して、1を弱火で炒める
3.酒・みりん・しょうゆ各少々を加えて、水気がなくなるまで炒める
4.火を止め、かつお節を加えて全体を混ぜたら完成
野菜をしっかり炒めて、水分をとばしておくことがポイント。
最後に加えるかつお節によって出汁の味がプラスされるので、調味料が少なくてもおいしく仕上がります。
■じゃこと大根葉のふりかけ
続いては、大根葉とじゃこでつくるふりかけです。実は、大根葉はカルシウムがとても豊富。じゃことあわせたふりかけで、不足しがちな栄養素をたっぷり摂取しましょう。大根葉ではなく、カブの葉や小松菜を使ってもおいしくできます。
<材料>
じゃこ、大根葉、ごま油、酒、みりん、しょうゆ、ごま
<作り方>
1.大根葉はよく洗って水気を切り、こまかく刻んでおく
2.フライパンにごま油を熱し、じゃこをカリカリになるまで炒める
3.1の大根葉を加えて、少ししんなりしてくるまで炒める
4.酒・みりん・しょうゆを加え、水気がなくなるまで炒める
5.最後にごまを加えて混ぜ合わせたら完成
大根葉1本分に対して、酒・みりん・しょうゆ各大さじ1~1.5程度が目安。ただ、大根葉はボリュームにバラつきがあるため、様子を見ながら調節しましょう。
最後に炒りつけて水分をとばすので、調味料は意外と少なめで大丈夫です。
じゃこの量はお好みで。
水分をしっかりとばして仕上げると、冷蔵庫で4~5日程度は日持ちします。冷凍保存も可能。ふりかけとしてはもちろん、小鉢に盛れば立派な夕食の一品にもなります。これを、ご飯に混ぜ込んでおにぎりにしてもおいしいです。
■ひじきと梅のふりかけ
最後は、梅干しの酸味がクセになる、ひじきと梅のふりかけ。「ひじきの煮物にはもう飽きた!」という人にもおすすめです。
<材料>
ひじき(乾燥ひじきの場合は水で戻して水気を切り、好みの大きさに刻んでおく。
ドライパック・水煮ならそのまま)、梅干し、ごま油、ごま、酒、みりん、粉末昆布茶、しょうゆ
<作り方>
1.梅干しは種を除いて、包丁でたたいておく
2.フライパンにごま油を熱し、ひじきと1を弱火で炒める
3.酒・みりん・粉末昆布茶・しょうゆで味付けし、水気がなくなるまで炒めたら、ごまを加えて完成
ひじき(戻した状態で)100g程度に対して、梅干し中サイズ1個、酒・みりん・しょうゆ各大さじ1、粉末昆布茶少々が分量の目安です。
酸っぱいふりかけに仕上げたい場合は梅干しを増量しても良いですが、塩気が強くなるため、しょうゆ・昆布茶を減らすなどの方法で調節しましょう。
今回紹介した「自家製ふりかけ」の良いところは、分量がアバウトでもおいしくできるところ。
また、たとえば「ニンジンとホウレンソウのふりかけ」に焼き鮭の身をほぐしたもの、「じゃこと大根葉のふりかけ」に大豆の水煮、「ひじきと梅のふりかけ」にショウガ…というように、食材をちょい足ししてアレンジできるのも魅力です。
どのふりかけも、使用する調味料は家にあるものばかりで調理も簡単。作り置きのふりかけがあれば、おかずが足りないときも安心だし、お弁当作りにも役立ります。
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