連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
子どもの関心を引き出す! おてつだいが自然とできるようになる絵本5選<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.37
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「もうこんなことができるようになったんだな」と、子どもの成長を強く感じることのひとつに「おてつだい」がありますよね。初めてのおてつだいは、ちょっと前まであんな小さかったのに… と涙ぐんでしまうママもいるかもしれませんね。でも中には何をおてつだいしてもらうか迷ってしまったり、おてつだいに無頓着な子にどう促していいか分からなかったりする人もいます。そこで今回は
絵本ナビ協力のもと「おてつだいができるようになる絵本」を選んでみましたので、ご紹介していきましょう。
できること おてつだい
作:くすのき しげのり/絵:市居 みか/出版社:廣済堂あかつき
「できること おてつだい」(絵本ナビ紹介ページ)
一緒に遊んでいるのはリスくんと、クマくんと、ウサギさん、サルくん。運動会の準備のおてつだいを申し出る4人でしたが「ぼくが(わたしが)やる!」とちょっと険しい雰囲気に。でも、かごをおろしたり、ダルマを運んだり、狭いすき間にはいってしまった球を拾いにいったり…。実は、みんなちゃんと自分の得意なことをすすんでやれていました。自分にできることは何かを考え、お互いに認め合って協力すればとってもスムーズ! 誰かの役に立てる「おてつだい」の良さも知ることができる一冊です。
おてつだいの絵本
作:辰巳 渚/絵:すみもと ななみ/出版社:金の星社
「おてつだいの絵本」(絵本ナビ紹介ページ)
子どもがしてくれるおてつだいには何があるでしょう。こちらの絵本では子どもにもできるおてつだいのやり方が、イラストで分かりやすく紹介されています。掃除や洗濯、食事の準備、植物の水やりにゴミの仕分けの仕方などパターンもさまざまなので「これ、やってみたい!」と子ども自身がやりたいと思うおてつだいが見つかります。
子どもの生活力向上にも役立ちますね。
はじめてのおつかい
作:筒井 頼子/絵:林 明子/出版社:福音館書店
「はじめてのおつかい」(絵本ナビ紹介ページ)
5才のみいちゃんはママに頼まれて初めてのおつかいに出かけます。100円玉を2つにぎりしめて坂の上にあるお店に向かう途中、転んでしまったり、大きな声で呼んでもお店の人に気付いてもらえなかったり…。ドキドキ緊張している主人公と同じ目線になるのか、読み聞かせると真剣に見入っているお子さんも多いようです。ママと一緒のときは起きないアクシデントも1人で乗り越えたみぃちゃん。最後に坂の下で待っていたママと赤ちゃんを見つけます。ママのわが子を心配する気持ちも伝わってくる絵本です。