大きな決断に答えが出せない 迷ってしまう考え方のクセとは?【心屋仁之助 塾】


一つは、今回のように、みんなにとっていい決断が一致せず、その狭間で、どうしていいかわからなくなるケースです。その結果、「どちらのいうことを聞くか」「どちらの側につくか」の問題になり、苦しくなります。

そして、もう一つは、今回は当てはまりませんが、周りの人の意見が出るまで、自分の行動が決められず、焦りやイライラが募るケースです。自分の決断が、周り次第だからです。

では、どうすれば良いか。それは、考える順番を変えることです。冒頭での質問を思い出してください。まず自分がどうしたいかを1番に考えるのです。


その時のコツは、周り全員が、「あなたの好きにしていいよ」と言ってくれているとしたら…と考えてみましょう。周りとは、今回で言うなら、ご両親とご主人です。

次に、さらにそれを考えやすくするため、ご両親とご主人への心理的ブロックを、外すお話をしますね。

まず、ご両親に対する心理的ブロックを外すお話から。
まゆげさんは、きっと小さい頃から、ご両親のいうことを聞いてきたイイ子なのではないでしょうか。「あなたはどうしたいか」を聞かれずに来たのかもしれません。

もちろん、ご両親は、あなたの幸せに繋がると思って、安定した収入、公務員を勧め、あなたもそれに応えてきたことと思います。

ですが、そろそろ卒業しませんか。


ご両親のいうことを聞かないこと、安定を手放すことは、これまでの安全圏から出るわけですから、怖くて当たり前です。でも、その怖さを理由にストップしないでください。何があなたの幸せか。あなたがあなたの信じる道を歩くこと。それが本当の自立です。

そして、次にご主人に対する心理的ブロックを外すお話です。
もしかして、ご主人の状況を勝手に「かわいそうだ」と思っていませんか? だから「私がなんとかしてあげなきゃ」の思いから湧き上がった問題かもしれません。だとしたら、それは、そもそも、まゆげさんの問題ではありません。


また、“日本にいさせてしまっている”という罪悪感も持たなくていいです。ご主人は、今、ご主人の意志で日本にいるのです。そして、ご主人には、今の状況を解決する力があります(あると信じてくださいね)。もしかしたら、ご主人にとっても、子どもを通して、日本語を覚えるチャンスになるかもしれません。

さあ、ご両親もご主人のことも、そして、子どものことも気にしなくていいとしたら、仕事もどうにでもなるとしたら、あなたはどうしたいですか。

まず、その答えが出たら、次に、一緒に人生を歩むと決めたご主人に伝えることから始めましょう。一人で抱え込まないでくださいね。

まゆげさん自身の人生のスタートをお祝いします。


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