3月3日は、桃の節句「ひなまつり」。女の子がいる家庭ではすこやかな成長を願い、ひな人形を飾ってお祝いすることでしょう。そんな喜ばしい日なのに、
嫁姑問題の火種となることがあるようです。
女の子のママは、一度は経験する可能性が高い問題、どのように対処すればいいのでしょうか。今回は3人のママたちの体験談をご紹介します。
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■ひな人形は誰が買うか? (Aさんの場合)
ひな人形といえば、昔は母方の母が買うのが一般的でした。Aさんもそのつもりでいたようですが、「姑が買いたくてたまらないのか、パンフレットを集めてきた」といいます。
「うちの娘は初孫でしたし、夫のきょうだいは男だけ。
そのせいか、姑が張り切ってしまって…。でも、私の母もひな人形を買う気マンマンでしたので、どう断ればいいか悩みました」
そこでAさんは、夫を通して姑におうかがいを立てたそう。
「昔からの風習で、自分が買うのが礼儀だと母が申しておりますと。ただ、これだけでは角が立つかもしれないので、男の子が生まれたら義母さんにお願いしたいと伝えてもらいました」
この言葉に姑は気をよくしたようで、トラブルには発展しなかったようです。ただし、「次は男の子を生まなくちゃというプレッシャーが…」とAさん。それはそのときに考えるとしましょうか。
■そもそもひな人形はいらない!? (Yさんの場合)
1LDKのマンションで暮らしているYさん。実家には立派な八段飾りのひな人形がありますが、それを飾るスペースはありませんでした。
そこでYさんの母はケースに入ったものをプレゼントしようと言ってくれましたが、それも乗り気ではなかったそうです。
「ケース入りといっても、それなりに場所を取りますよね。リビングにはスペースがないし、寝室にちょこんと飾ってもおひな様がかわいそう。それなら、広い家に引っ越すまでなくてもいいと思ったんです。娘もまだ、ひなまつりのことなんてわからないし」
Yさんの母は納得したようですが、姑はそうはいきませんでした。「女の子がいるならひな人形が必要だ」と、立派なものを発注してしまったのだとか。
「それを聞いたときには、あわててキャンセルしてもらいました。届いても飾る場所なんてどこにもないし…。
それでも用意してやるべきだと言われて、結構もめましたね」
今でも、帰省するたびにひな人形のことでチクチクと言われるというYさん。1日も早く広い家に引っ越そうと、物件探しに本腰を入れています。
■子どもには飲ませないで! (Mさんの場合)
ひな人形問題が解決しても、まだトラブルの種はあります。Mさんは姑を招いたひなまつりパーティーで、大変な目に遭ったといいます。
「まだ幼稚園生の娘に、姑が白酒を飲ませようとしてたんです。どうやら甘酒と勘違いしていたみたいで…。アルコールが入ったものだったので、ぞっとしました」
甘酒と白酒が同じものだと思う人は多いようですが、別物なので注意が必要です。
甘酒は麹由来のものはノンアルコールなので、子どもが飲んでも大丈夫。
一方の白酒は、本来はアルコールが入っています。姑に悪気はなかったと思いますが、こんなトラブルにも気をつけたいものです。
女の子が楽しみにしている日に、ママとばあばが争いごとを起こしていてはたまらないですよね。お祝いしてくれる気持ちはありがたく受け止めつつ、自分たちの事情を説明するなど、トラブルを回避していきましょう。
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