朝、掃除機をかけたのに、昼過ぎにはもうホコリが気になってイライラ…。もしかしたらその
掃除の方法が間違っているかもしれません。
同じ手間をかけるのなら、できるだけキレイな状態が長持ちするように工夫したいもの。正しい手順とちょっとしたコツを覚えて、効率よく掃除しましょう。
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■掃除の前にすること
掃除中の動きにムダが多いと、それだけ時間がかかることに。掃除を始めたと思ったら、テーブルの上、床などの物が散らかっていることに気がつき、片づけ出す。こうなると、動きにムダが出てしまいます。そのためには掃除をはじめる前に、まずは
散らかっている物を片づけておきましょう。
でも、掃除前の片づけに時間がかかると、「さあ、お掃除するぞ!」というヤル気がだんだん低下してしまうなんてことも。
そこで、寝る前に片づけを済ませておき、翌朝掃除するというように、片づけと掃除のタイミングをずらすのもおすすめです。この方法なら、「さあ、お掃除するぞ!」と思ったらすぐに、取り掛かることができます。
■掃除の効率アップ1. 「上から下」
がんばって掃除しても、「すぐホコリが気になってくる!」と感じている人は、もしかしたら掃除の基本である
「上から下」が徹底できていないのかもしれません。
ホコリは上から下へ落ちるもの。そのため、掃除の際は高い場所を先に済ませて、だんだん低い場所の掃除へ移っていくことが基本です。
念入りに床を拭き掃除したのに、すぐにホコリが落ちてくる…なんてことにならないよう、「上から下」を徹底しましょう。
掃除の基本は「上から下」。
それでは、みなさんは「上」と聞いて、部屋のどんな場所を想像するでしょうか?
床とくらべるとテーブルや棚も「上」といえますが、部屋の中にはもっと「上」で、
ホコリのたまりやすい場所がたくさんあります。
たとえば照明器具の傘、窓枠、2階へ上る階段の縁、タンスの上などはホコリがたまりやすく、しかも見落としがちな場所です。
換気や人の動きで部屋の空気が動くと、高い場所のホコリが落ちてきます。掃除をはじめるときは、自分の視線より上の場所にも目を向けてみましょう。
■掃除の効率アップ2. 「奥から手前へ」
掃除の効率を上げるためのもうひとつのポイントは、
「奥から手前へ」。フローリングや畳を掃除するときは、奥からはじめて手前に向かって進んでいくのが基本です。そうすることで、二度手間を防ぎ、効率よくキレイに掃除を終えることができます。
また、ワックスがけなどを行う場合に手前からはじめると、その上を通って部屋を出ることに。
乾くまで部屋から出られない…なんてことにならないよう、「奥から手前へ」掃除を進める癖をつけておきましょう。
■意外と使える昔ながらの掃除道具のメリット&使い方
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昔ながらの掃除道具
「はたき」。最近は使わない家庭も増えているようですが、じつは意外とメリットの多い道具です。
掃除の基本である「上から下」を実践するとき、高い場所・狭い場所にも行き届くはたきがあると便利。また、配線コードがいくつもまとまっているような場所でも、はたきなら簡単にホコリを掃除できます。
もちろん、はたきを使用するときも「上から下」が基本。それほど激しくパタパタしなくても、優しくそっとはたけばホコリを落とせます。
昔ながらのはたきは絹などの素材でできていて、静電気が起こらず、まさしく
ホコリを「はたく」ための道具です。
一方、近年よく見かける化学繊維のはたき(またはモップ状のもの)は静電気が起こるため、はたくのではなく
ホコリを吸いつけて絡め取るイメージで使用しましょう。
■フローリング掃除の正しい順序
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フローリングの掃除方法としては、水拭き・乾拭き・掃除機の3つが一般的。この順番次第でも、お部屋掃除の効率や仕上がりが変わってきます。
「掃除=掃除機」と考えがちですが、これは間違い。まずするべきことは
「乾拭き」。
掃除機を最初にかけると床のホコリが舞い上がってしまうため、先に軽く乾拭きしてホコリを絡めとっておきます。乾拭きには雑巾の代わりに、
市販のフローリングワイパー(ドライタイプ)を使用してもOK。乾拭きが終わったら、掃除機をかけましょう。
そして、掃除機のあとに
水拭き。水拭き後は、水気が残らないように乾拭きまですれば完璧!
水拭きまで行えば、フローリングがスッキリ。この順番ならしっかりホコリを取り除くことができるため、キレイな状態が長持ちします。
日々の掃除は面倒ですが、キレイになれば気持ち良いですし、お部屋で過ごす時間がより快適に感じられます。正しい手順・正しい方法をマスターするだけで、もっと掃除の回数を減らせるかもしれません。
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