緊張で震える…手が震えたときの対策は?【心屋仁之助 塾】



そのきっかけは、目の病気を隠すのをやめたことでした。

目の症状によってできないことがあるのは昔のままですが、それを周囲の人に伝えておくことにしたのです。最初はとても勇気が要りましたが、やってみるうちに「困ったときは助けてもらえる」「失敗しても大丈夫」と思えるようになり、安心して、大切な人たちとの毎日を楽しめるようになりました。

まろさんは4年程前、仕事で緊張した際に手が震え、そんな自分を強く責めた。そのときから、緊張すると手が震えるようになったそうですね。想像するに、まろさんはご自分にとても厳しい方なのかもしれません。

手の震えは、まろさんの「緊張」を教えてくれています。もうひとりのまろさんからの、メッセージだと捉えてみてはいかがでしょうか。
そうだとすれば、手の震えはどんなメッセージをまろさんに伝えてくれているのでしょうか?

「怖いよー」「不安だよー」「恥ずかしいよー」「うまくできないよー」
手の震えは、もう一人のまろさんからのそんなメッセージなのかもしれません。

「不安」や「怖さ」というのは、まるで”あってはいけないもの”のように無視をしてしまいがちですが、本来それは自分を守るために出てくる感情です。まろさんの手の震えは、「もっと私を見てよ」「無視しないで」「緊張してうまくできない私でもいいって言って」と訴えるために出てきているのかもしれないなと思いました。

まずは、思いきって「人前で手が震えてもいい」と思ってみてください。手が震える自分のことを、許してあげてください。

その上で、周りの大切な人たちにも「手が震えてしまうこと」や、それによってまろさんが感じていることを、勇気を出して打ち明けてみてはいかがでしょうか。

手が震えるまろさんのことを一番恥ずかしいと思っているのは、まろさんご自身かもしれません。周りの人たちって、意外とあたたかいものですよ。


手が震えていようと、緊張していようと、まろさんが大切で素晴らしい存在であることに何ら変わりはありません。少しずつ、手が震えるご自身と仲直りをしていってみてください。

仲直りするためのおすすめの方法は、手が震えていると思ったら、「お、今日も震えてるね〜。いいぞいいぞ、今日は何を伝えてくれてるのかな?」などと、自分で自分を面白がってしまうこと。人と一緒にいるときには「あ、また震えちゃってる!」などと口に出してネタにしてしまうのもいいと思います。

私自身も、目のせいで失敗したときには「お、今日も相変わらずぶつかってますね〜」なんて、心の中で面白がることにしています。そのとき一緒にいる人にも、できるだけ話してしまうようにしています。そうすると、自分を責める気持ちが少しずつ薄れ、いつの間にか「こんな私でもいいか」と思えるようになってきます。


手の震えは、まろさんの”お守り”。メッセージを送る必要がないくらいに、まろさんが自分自身を許してあげられたとき、その症状は安心してどこかへ消えていくのかもしれませんね。

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