本当にその仕事、あなたに向いてる? やりたい仕事と向いている仕事は違う
みなさんは将来やりたいことが決まっていますか?
「私はこれ!」ってもう決定済みの人もいるでしょうけど、具体的に決められない人も多いでしょうから、今日は進学や就職についてお話します。
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まず、進学先、就職先については自分なりによく考えてほしいと思います。はじめは漠然としていていいの。
おおまかに「こんなことがやりたい」というのを考えてみるんです。「●●になりたい」とか「人と話す仕事がしたい」「人の面倒をみる仕事がいい」とかね。
そのつぎに会社員なら、どういう会社が自分に向いているか考えてみるの。「外資系ってカッコいいし、バリバリ働けそう!」と思ってもそれが自分に向いているかどうかが重要。
外資系で活躍したいなら、英語ができるとすごく有利でしょ? 会社によっては必須だったりしますしね。
いま苦手でもそのためにがんばろうと思えるならいいけど「英語なんてイヤだわ」って思うなら、自分の持ち味を生かせるような別の業種を選んだほうがいいと思います。
人と話す仕事にもいろいろあるわね。たとえば営業や接客など。実力主義でがんばりたいなら歩合制の営業がよさそう。でも安定した収入を得たいなら、基本的に月給の店舗の接客業のほうが確実で向いているということになります。
人の面倒をみる仕事もたくさんの職種が。以前あった相談なんですが「いま看護学校に行っているんだけど、私死体を見るのは絶対イヤなんです」って言う人がいたの。看護師になって、それは通らないでしょう?
当然学校に行っている間に実習で目にすることもあるでしょう。
ですから、その人は看護学校に進んだこと自体、そもそもの間違いなの。
決めたことをとやかく言ってもしかたないですから「せっかく医系の勉強をしているんだから、保健婦さんになったら?」と聞いたら「保健婦さんの勉強でも解剖の実習がある」って言うの。
正直、こういう人には私も困っちゃうの。自分で選んだ道なのに「あれもダメ、これもダメ」じゃね…。