■おしりふきの選び方のポイント
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さまざまなメーカーから発売されているおしりふき。同じ商品でもリニューアルを重ね、使い心地もアップグレードしています。数ある品からどれを選べばよいのか悩むママたちに、おしりふきを選ぶ基本ポイントをご紹介します。
▼コスパで選ぶ
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おしりふきは、おむつ替えのときに何度も使う必需品だからこそ、なるべくコストをおさえためママも多いですよね。しかし、単純に1枚あたりの価格を計算して、安ければ安いほどコスパがいいと判断するのは早合点のケースも…。
例えばシートが薄すぎて、一回のおむつ替え時に何枚を消費してしまうようであれば、逆にコスパが悪いことにもなりかねません。反面1枚あたりの価格が若干高めでも、たった1枚で汚れを拭き取れるならば、結果的にコスパがいいとなるため、単純な価格の安さだけで判断するのは避けましょう。1枚あたりの価格と使いやすさのバランスを見て、コスパがいいかどうか判断するのがおすすめです。
▼厚みで選ぶ
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おしりふきの種類には、厚手タイプと薄手タイプがありますが、やはりどちらも使い心地が全く異なります。薄手タイプは厚手タイプと比べて、さらっとした軽い肌触りで、シートに柔らかさがあります。逆に厚手タイプは、含まれる水分などでずしっと重みがあり、生地がしっかりしているのが特徴です。
薄手のものでも、水分量が多めであれば、こびりついたうんち汚れも拭き取れますが、基本的に新生児のゆるゆるうんちは、厚手の方が拭き取りやすく、手を汚すことなくおむつ替えができます。しかし、実際に両タイプを使ってみて、どちらが使い心地がよいのか、相性を見極めてみるのもおすすめです。
▼水分量で選ぶ
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おしりふきに含まれる水分量は、商品によってかなり違いがあります。一般的に、薄手タイプよりも、厚手タイプの方が水分量が多いのが特徴。じゅわっと中から水分がしみ出てくる商品もあります。
水分量が多いと、汚れが拭き取りやすいメリットがあります。
特にうんちがこびりついてしまったときは、何度もこすってもなかなか汚れが落ちないケースも...。しかし、水分をたっぷり含んだおしりふきなら、汚れを浮かして、さっと簡単に拭き取ってくれるの魅力があります。逆に水分量が多いと、べたつきが気になる面もあります。
▼トイレに流せるかで選ぶ
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トイレトレーニング期間中は、トイレにそのまま流せるタイプのおしりふきが便利です。新生児~2歳前後は、使い終わったおむつにくるんで捨てるため、流せないタイプで十分。しかし3歳前後あたりは、トイレトレーニング用のパンツをはいて、トイレでおしっこの練習を始める時期。
その際、トイレットペーパーで拭くと、局部にくっついてしまってうまく拭けないため、トイレットペーパーよりも肌触りがよい「流せるタイプ」のおしりふきが子どもにも快適で使い勝手がよいのが特徴です。
しかし「流せるタイプ」はおしりふき1枚あたりの価格が若干高めなので、家庭によってはトイレットペーパーで対応して、使わないケースも多いようです。
▼配合成分で選ぶ
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おしりふきは、赤ちゃんの繊細な肌に直接触れるため、配合される成分が気になるママも多いのではないでしょうか?最近は、そんなママたちの声にこたえるような、ノンアルコール、無香料、パラベン(防腐剤の一種)フリーの商品が増えています。
なかには、シートに含まれる成分の99%以上が純水(ナトリウムなどの塩化類などの不純物が取り除かれた純度の高い水)という商品もあります。特にもともと肌が弱かったり、肌荒れなどが気になったりする赤ちゃんには、配合成分にも気を遣っておしりふきを選ぶと安心ですよ。
先輩ママの間でも初めて購入したおしりふきで、あかちゃんのおしりふが荒れてしまったというケースも耳にします。いろいろ使って相性のよいものに出会うケースもあれば、市販のおしりふきは使わず、コットンで対応するママもいるようですよ。
【ママコラム】
我が家ではどれがよいのか悩んだ結果、購入したのが「アカチャンホンポ水99%Super」シリーズのおしりふきでした。ただ、実際に赤ちゃんのお世話をしてみると、うんちがゆるゆるで、薄手タイプでは拭き取りに時間と枚数を消費してしまうことに気付きました。
そのため厚手タイプで水分量の多い「パンパース おしりふき肌へのいちばん」を購入。
厚みもあって、うんちのときも安定感のある使い心地なのですが、価格もほかと比べて高めなのと、おしっこを拭き取るだけではあまりにももったいないという印象。結局、うんちのときはパンパースのおしりふきを使用し、おしっこのときは薄手タイプのものをいろいろ試して使っています。
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