■医療従事者から「勉強になった!」というコメントも
ガンというオープンに語られないことなだけに、「役に立った」「勉強になった」と言うコメントも多数ありました。そのときの当事者の気持ちがよくわかると医療従事者からのコメントも。
・闘病エッセイは育児エッセイよりも役に立つと思います。特にガンは2人に1人が罹患すると言われています。医者のような知識を持つことは無理だけど、こういった病状もあると知っているだけで心持ちは変わってくると思います。
・ガンの種類こそ違うものの「わかる~!」と思う部分もあり、毎回拝読させていただいています。今も経過観察が続き、放射線治療の影響で障がい者手帳保持者になりましたが、いろんな意味で共感しています。
・25歳くらいのときに肝臓の病気で入院し、入院中に人が亡くなるのを何度も見ました。
命の大切さと人の優しさがよく分かりました。ガンという大変なご病気ですが、多くの人が見ることができる漫画で体験を紹介いただいたことに感謝いたします。
・抗がん剤治療を専門とする病棟で働いている看護師です。 このエピソードにただ涙しました。 やよいかめさんの優しさや治療終了された方の決断後の笑顔、どちらも心を打つものでした。
・ガンに関わる仕事をしてるが実際の治療を受けてる方の考えや治療のこと、患者さんの辛さがよく分かるので勉強になります。
■もしも子どもが病気になったら!? みんなの体験談とは
次は、自分自身ではなく、子どもが病気になったときのコメントをご紹介します。ある意味、自分が病気になるよりもママにとってはつらい状況です。
・去年、三男(当時1才10ヶ月)のときに川崎病になりました。私の兄も川崎病になったことがあったので、あまり不安はありませんでしたが、息子は左冠動脈が少し拡大傾向にあり、やよいさんと同じように鼠径部からカテーテルを入れて心臓の検査をしました。病棟からベッドで連れて行かれたので手術室がどこかも分からないし、どのように行われたのかも分かりませんでしたが、この記事を読んで何となくイメージすることができた気がします。
・長女を妊娠中に、たまたま病院で長男が意識不明になり、脳に腫瘍が見つかり、ドクターヘリで子ども病院に搬送されました。抗がん剤3クール→腫瘍摘出手術→抗がん剤。私が長女出産後に、違う抗がん剤→一時帰宅→がんセンターに転院して陽子線→子ども病院に戻ってくる→一時帰宅→再発。入院→天国に行く。1年4ヶ月の闘病生活、3歳2ヶ月の短い生涯でしたが凄く頑張って生きてくれました。
・子どもが3歳の時(現在8歳)心臓の手術をしました。 生まれてすぐに右心房と左心房の間に穴がある事が分かり、症状が悪くなってきたので手術になりました。 元から泣き虫なのもあり、夜中にずっと泣いていたみたいです。親が一緒に泊まれない病院でかわいそうでした。 今は元気いっぱいです。
そして、作者へのエールのコメントも多数寄せられています。同じ状況の人はもちろん、病気でない人でもその前向きな姿勢に元気づけられているようです。
・ガンと診断され、これからどうなるのかと考えていたときに、この記事を拝見しました。
小さいお子さんがいて鼻腔がんを治療し、乗り越えられたやよいかめさんの境遇はまさにわたしと同じで、他人事とは思えませんでした。私はやよいかめさんのように、これからの治療が辛くても明るくいられるのだろうかといつも考えてしまいます。でも周りの人たちや自分のために少しでも前向きでいようと思います。
・大変な思いをされているのに家族の皆さんで助け合い、明るく過ごしている様子に感激しました。
・涙なくして語れない苦労もあるかもですが、その渦中にあった自分を褒めるように、その渦中にある誰かのゆるしになるように、ユーモアと優しさに溢れた漫画だと読ませて頂きました。
・鼻腔ガンになった話は始めから一気読みしました。涙がでましたが、元気ももらえました。
・前向きな考えに私も前向きになれます!とても励まされました! 応援してます!無理せずに、頑張ってください!
・漫画では描かれていないところで、子どもたちは入院しているお母さんに会いたくて泣いたり拗ねたりしているのかな…と思うと泣けてきました。
なんとしてでも生き抜いてほしいです。同じガンサバイバーとして、応援しています。
「今は忙しいし」「まだ症状が軽いから…」といって、病院に行くのが遅れてしまうと後々大変なことになる可能性も…。体調が少しでもおかしいなと思ったら、どんなに忙しくても病院に行くことが大切ですね。
▼漫画「鼻腔ガンになった話 」
俳優の仲野太賀さんや杉咲花さん、アーティストのNumber_i、金メダリストの堀米雄斗さんなど “今年の顔”が勢揃い!「GQ MEN OF THE YEAR 2024」【編集部の「これ、気になる!」 Vol.138】