コミックエッセイ:夫婦・子育ていまむかし

最後の彼氏は48歳年下? 恋に生きた尼僧作家「瀬戸内寂聴」がすごい 〜クズ文豪列伝特別編〜【夫婦・子育ていまむかし Vol.22】


最後の彼氏は48歳年下男性?!

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得度の際、髪も性愛も断つことを宣言した寂聴でしたが、実際には出家後も飲酒も肉食もありで、なんと85歳の時に48歳年下男性と恋愛関係だったという話もあります。
…どこか自制の必要性を感じながらも自分を偽らずに貫いて生きた寂聴は、何歳になってもとても魅力的だったのでしょう!素晴らしい!

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年齢を重ねても出家しても創作意欲は衰えず、仏門に入ってからは仏教関連や歴史上の人物伝、また源氏物語の翻訳とその関連書籍など旺盛な執筆活動をしました。

それこそ多くの文豪が挑戦した現代語訳があるけれど、寂聴は出家した者だからこそわかる「女の心の(背)丈」の変化を源氏物語の現代語訳で表しているのが特徴的です。

天下一の色男との恋愛に苦しみ続けた女君たちが、出家により心の丈がスッと伸びて光源氏を見下し突き放すフェーズに入る、そこに着目し表現した作品は同じ現代語訳でも読後感が全く違ってきますね。うーん、経験者ならでは?!

時代を切り拓き
多くの女性たちが救われた!

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瀬戸内寂聴という作家は、出家しながらも人間について考え続け、多くの女性たちを救った人生だったのかなと思います。

男性中心の文壇から干されてからの彼女は、その批評に屈することなくむしろ抗うように、時代の因習にとらわれずに自分らしく生きたさまざまな女性活動家や作家の伝記を出し続けて評価を伸ばしてきました。

京都に寂庵という庵をむすび、そこで恋愛に悩む女性たちに親しみやすい言葉で法話を説き、交流する活動も続けていました。制御不能で、人間にとって喜びも悲しみも大きくなる恋愛、そして情欲を「それが人生なんだ」と生涯実践していた寂聴先生…。

『生きることは愛すること』をモットーに抜群のコミュ力で多くの著名人、一般人とも交流を広げ、作品数の量もさることながら執筆以外の活動の厚さ、濃さを知れば知るほど愛のエネルギーの塊のような人です。

名前やお顔は知っていたけど作品には触れたことが無いという人も多いのではないでしょうか。初めて手に取るならやはり読みやすい短編集の『花芯』。そしてちょうど今年話題の『源氏物語』現代語訳は作者本人が「中学生くらいからでも理解できるように」とわかりやすい訳を意識して書かれているので、おすすめです!

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