本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「些か」の読み方です。
“なにか”?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「些か」の読み方は?
「些」は、些細と読むので、“さ”という読み方は分かる人が多いでしょう。しかし、送り仮名の「か」をつけて、“さか”と読むのは、ちょっと違和感がありますよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“いささか”と読みます。
■「些か」の意味と使い方
『漢字ペディア』によれば、「些か」の意味は以下のように解説されています。
いささ‐か【×聊か/×些か】
[形動][文][ナリ]
1 数量・程度の少ないさま。ほんの少し。わずか。「―な蓄えはある」「―なりともお役に立ちたい」
2 かりそめであるさま。ついちょっと。
「―に思ひて来しを多祜 (たこ) の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし」〈万・四二〇一〉
3 (多く「いささかに」の形で、打消しに呼応して用いる)少しも。