尊敬するあの人へ。憧れの気持ちを伝える言葉【語彙解説】
そんな「畏敬」の意味は、辞書で以下のように解説されています。
いけい【畏敬】
崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。「—の念を抱く」
(出典:デジタル大辞泉『小学館』)
このように、「畏敬」は人だけでなく物に対しても使用可能な言葉です。主に自然や偉人、社長など偉大な存在に用いることが多く、畏れを持って敬う気持ちを表します。
誤用例として冒頭で紹介した「御社のご活躍には、尊敬の念が尽きません」は、「畏敬の念」に置き換えることが可能です。
◇(3)「尊敬のまなざし」
「尊敬のまなざし」は、人を見つめる時に「尊敬の気持ちを持って視線を送ること」を指します。
「いつも会社に貢献している彼は、多くの社員から尊敬のまなざしで注目されている」というように用いると良いでしょう。
■「尊敬の念」の正しい使い方を覚えてビジネスシーンで活用してみよう
「尊敬の念」とは、「相手のことを尊敬する気持ち」を表現する時に使う言葉です。
仕事で接する相手に対して憧れを抱いていても、その思いを直接伝える機会は少ないですよね。
ぜひこの機会に「尊敬の念」という言葉の正しい使い方をマスターして、上司や先輩、取引先の相手などに自分の気持ちを表現してみてはいかがでしょうか。