「仏像は仏間に置くべきでは?」と思うかもしれませんが、仏像は床の間に置いても問題ないとされています。諸説ありますが床の間の「床」とは、本来仏具を飾る空間であったとされているからです。仏像には家の邪気払いや厄災から守ってくれる効果もあるとされるため、縁起が良い床の間に置くのもおすすめです。
◇(5)手ぬぐい
床の間は伝統的な掛け軸が掛かっているイメージがあります。「掛け軸は高価で選び方が分からない」という人におすすめなのが、手ぬぐいです。
床の間に手ぬぐいは意外かもしれませんが、実は床の間が映えるように作られた、壁掛けタイプの手ぬぐいが数多く売られています。インターネット通販でも多く売っていますから、ぜひ参考にしてください。
■そもそも「床の間」の意味とは?
床の間とは掛け軸や壺などが飾られている、一段高くなった半畳分のスペースを言います。「とこしえ(永久)」という別名もあり、その家の繁栄を象徴するとされる場所。
床の間は掛け軸や花、壺などの置物を飾るスペースとして使用されます。
元々は僧侶が礼拝する場所として、仏具や宗教画を飾っていたことが起源とされています。平安・鎌倉時代以降に茶道の文化が普及すると共に、客人をもてなす場所として使われるようになったのだとか。