【意外と知らない】「身の回り」と「身の周り」の違い、説明できる?
あまねく。「周知・周到・周密」
(2)まわる。まわり。「周囲・周回・周期・周年・周辺・周遊/一周・円周・外周・半周」
(出典:『デジタル大辞泉』小学館)
「周」は「周囲」「周辺」のように広がりや「面」をイメージさせる言葉であり、広範囲を表します。
◇使い分けのポイントは「範囲」
「身の回り」と「身の周り」の具体的な使い分けは、国語辞典でもはっきりと区別されていないため、そこまで厳密に使い分ける必要はないといえます。
しかし、ニュアンスには若干の違いがあるため、もし使い分けるならば「範囲」に注目してみましょう。
例えば、「身の回り」は自分の手が届くくらいの身近な範囲や体にまつわることを表す時におすすめです。
一方、自分から見て比較的遠い位置や広範囲にある物事まで含めて表現したい場合は「身の周り」を用いると良いでしょう。
■「身の回り」の使い方【例文付き】
「身の回り」は、直訳すれば「自分の体の回り」を意味する言葉です。そのため、体にまつわることや、自分の手に届く範囲の物事に対して使うと良いでしょう。
◇例文
・「身の回りの貴重品は各自で保管してください」
・「身の回りの世話をする」