「街」と「町」の具体的な使い分けは、国語辞典でもはっきりと区別されていません。
しかし、もし「街」と「町」を使い分けるならば、都会的な雰囲気を表したいかどうかという点に注目してみましょう。
例えば、人通りが多いところに行く時は、「町」ではなく「街」を使うとその景色が浮かびやすくなります。その区域自体の広さや人口というよりも、商店やビルが立ち並んでいたり、人が買い物などで集まったり、にぎやかなイメージが当てはまるでしょう。
一方、「町」と表記すればのんびりとした雰囲気を表現することができます。
☆どちらを使うか迷ったら「町」を用いるのがおすすめ
「街」と「町」は使い分けることが可能ですが、あくまでも伝わる意味を優先し、誤用しないことが大切です。
そのため、どちらを用いるべきか悩む時は、幅広いシーンで使用が可能な「町」と表記することをおすすめします。
■「街」の使い方【例文付き】
「街」はそのエリアの都会的な雰囲気を伝えられる漢字です。人が多く、にぎわっている様子を表現したい時に使うと良いでしょう。
◇例文
・「新しい商業ビルができてこの街はさらに盛り上がっている」