「関心」と「興味」を使い分ける時のポイントは、好意的な感情を伴っているかどうかです。
「興味」には「面白いと感じる気持ち」が含まれます。そのため、ある物事に対して「好き」とか「ワクワク」といったポジティブな意味合いを強調したい場合はこちらを用いると良いでしょう。
一方、「関心」は「注意を向ける」「気に掛ける」という意味を持つ言葉であり、そこに「面白い」「好き・嫌い」などの感情は含まれません。
ややフォーマルな印象がある言い回しともいえるので、ビジネスシーンなどでは「関心」を用いる方が好ましいでしょう。
■「関心」の使い方【例文付き】
「関心」は、ある物事について深く知りたいという感情を表現する時に使います。特定の狭いジャンルよりも、全般的なものに広く使うケースが多いでしょう。また、この単語には「意識的に注意を向ける」といった意味合いも含まれているので、芸術やスポーツに関心があると述べれば、それらについて詳しく知りたいという知識欲に近いニュアンスを表現できます。
「興味」と比べると少しフォーマルな印象がある言い回しなので、ビジネスシーンや政治・経済など堅いイメージの対象に対しては「関心」