「させていただきたく存じます」は二重敬語? 【意外と知らない正しい言葉遣い】
「丁寧語+丁寧語」のように、1つの言葉に同じ種類の敬語を重ねて使う表現のこと。
「させていただきたく存じます」を分解すると、「させていただきたく(=させてもらう)」と「存じます(=思います)」の2語に分けることができます。
つまり、1つの言葉ではなく、それぞれ意味が異なるので二重敬語には該当しないのです。
■「させていただきたく存じます」の使い方【例文付き】
「させていただきたく存じます」は、自分の要望を伝えたい時や、相手の許可が必要な時に使用します。
ビジネスシーンでは、上司やお客さまなど、敬意を払いたい相手に向けて使うことが多いでしょう。
また、「自分が担当したい」という気持ちを伝えたい時にも丁寧な表現として使用できますよ。◇例文
・「誠に申し訳ございませんが、今回は出席を辞退させていただきたく存じます」
・「今回は私が担当させていただきたく存じます」
・「前回の会議の内容を再確認させていただきたく存じます」
■「させていただきたく存じます」を使う時の注意点
「させていただきたく存じます」は、使い方次第で間違った敬語表現になりがちです。
正しい言葉遣いをするためにも、以下の注意点を知っておきましょう。