くらし情報『麻世妙、よみがえる大麻布~聖なる植物、大麻の歴史~【前編】』

麻世妙、よみがえる大麻布~聖なる植物、大麻の歴史~【前編】

この大麻で織られた近江の晒布との出合いが、現代へ“大麻布”を蘇らせるきっかけになっていく。後編に続く。
近世麻布研究所・所長の吉田真一郎さん

Photo by Kazan Yamamoto (c) FASHION HEADLINE


現在、高級住宅地で知られる港区・麻布は、麻の多く生えていたとちであり、その麻によって布などを織り出していたことによって生じた名であるとされる

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近江の大麻布に絣の部分だけ苧麻を用いた江戸時代の着物

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江戸時代のものは苧麻製であったが、明治12年以降頃には大麻製の「奈良晒(南部印)」が生産されていた。そんな奈良晒のひとつ

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江戸時代のものは苧麻製であったが、明治12年以降頃には大麻製の「奈良晒(南部印)」が生産されていた。そんな奈良晒のひとつ

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苧麻で織られた縞柄の「越後縮」はパリッとした風合い。江戸期のもの

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鎧の中に着る帷子。縦糸が大麻、横糸が苧麻で織られている。江戸期のもの

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木綿製藍染めの道中着。内側は大麻布が使われている。「近世風俗志(守貞謾稿)」によれば、襟元の飾り模様から天保以前のものと推測される

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苧麻製「打敷」。<div class=
なくなった娘の供養に着物を菩提寺に奉納、法事の度に取り出して使ったそう。線香や汁物の後が残る。江戸時代末期のもの">

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苧麻製「打敷」。なくなった娘の供養に着物を菩提寺に奉納、法事の度に取り出して使ったそう。線香や汁物の後が残る。江戸時代末期のもの

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麻世妙、よみがえる大麻布~聖なる植物、大麻の歴史~【前編】

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