Material Forward-ウェアラブル・テクノロジーはファブリックをどこまで進化させるのか【SXSW vol.2】
CTOのAmanda Parkesは、ファッションに求められる感受性や創造性にテクノロジーを掛け合わせた新たな発展の場を構築している。
アメリカやイギリスではスマートファブリックやウェアラブルデバイスやスマートファブリックの開発のサポートに特化した専門研究機関やエージェンシー、コーワーキングスペースが出来はじめている。彼らがファッションとテクノロジーを繋ぐブリッジ的機能を果たすことで、積極的にスマートファブリックを自身のクリエイティブワークに活用するクリエーターも出現している。
「Francis Bitonti」は、コンピューターを使ったデザイン手法で3Dプリンティングを使ったプロダクトをつくるファッションデザイナーだ。彼が制作したカッティングエッジなデジタルデザインのドレスは、スタイルアイコンのディータ フォンティース(Dita von Teese)が13年にニューヨークのACE HOTELのオープニングに着用したことで一躍有名になった。
■スマートファブリックがファッションのスタンダードになるために
スマートファブリックには、布地にどうやって電気的要素を加えるかという技術面に加え、それが着心地やファッション性を維持できるかという視点が求められる。