2015年9月23日 14:15
金沢21世紀美術館で「誰が世界を翻訳するのか」開催。世界の現代美術を通して時代を問いなおす
《彼ら》 2007 (Production still)Courtesy of the artist and Galerie Peter Kilchmann, Zurich (c)Artur Zmijewski
金沢21世紀美術館で、「同時代」を問いなおす展覧会シリーズ「ザ・コンテンポラリー」が始まった。
前回の「われらの時代:ポスト工業化時代の美術」に続き、9月19日から始まる「誰が世界を翻訳するのか」では、異なる文化背景をもつ11組の現代美術作家をフィーチャーし、彼らが属する共同体を取り巻く世界の有り様をどのように捉え、伝えようとしているのかを探っていく。テキスタイル、版画、彫刻、インスタレーション、映像など手法も素材も異なる表現は、現代の現代美術の多彩な魅力を楽しむことができる。
ガーナ出身でナイジェリア在住の2015年ヴェネチア・ビエンナーレ栄誉金獅子賞受賞作家エル・アナツイの新作も発表される予定で、ポーランド出身のアルトゥル・ジミェフスキや中国のチウ・ジージーエ、アルゼンチン生まれのリレーショナル・アートを代表する作家であるリクリット・ティラヴァニなど、世界的に活躍する現代作家の作品が揃う。