くらし情報『不在を象り、知覚に訴えかける英国人アーティストオリバー・ビアの日本初個展【レポート】』

2015年11月27日 12:00

不在を象り、知覚に訴えかける英国人アーティストオリバー・ビアの日本初個展【レポート】

Silence is Golden : Alto-Stapes-Right, 2013, Lead crystal, 24 carat gold, 直径13cm

Silence is Golden : Alto-Stapes-Right, 2013, Lead crystal, 24 carat gold, 直径13cm

2015年大和日英基金アートプライズを受賞したオリバー・ビア(Oliver Beer)の日本初個展がギャラリー青山|目黒、ASAKUSAの2箇所で開催中だ。

大和日英基金アートプライズは、英国のアーティストに東京のギャラリーで初めての個展を開催するチャンスを与えるもの。800名を超える応募の中から選ばれたビアは、1985年イギリス・ケント生まれ、パリ及び英国ケント在住のアーティスト。作曲と美術の両方の学位をもち、建築空間と人間の声の共鳴を試みるプロジェクトが、パレ・ド・トーキョーやポンピ ドゥーセンター、MoMA PS1で紹介されるなど、近年高い注目を集めている。国内では、エルメス財団により行われ た「コンダンサシオン」展(2014年)に参加した。

青山|目黒では、5点の作品が展示されていた。そのどれもがシンプルなのに見飽きない。

ウインドウ近くに並べられた球体ガラスは、重ねられた白い紙の上に重しのように乗せられ、駒沢通りの様子をクリアにそして真逆に映し出していた。

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