2015年12月18日 12:00
スペシャリティストアとして新規事業のブランディングを担う「イセタンサローネ メンズ」
デザイナーの辻村久信氏
和魂洋才が追求されたイセタンサローネ メンズが丸の内にオープンから続く
12月12日に東京・丸の内にオープンした「イセタンサローネ メンズ」は、4月にオープンした六本木の東京ミッドタウンの「イセタンサローネ」同様、“和”が空間デザインのテーマとなっている。
売り場面積は約900平米と同規模ながら婦人服を中心とした六本木は2層での展開。今回の丸の内はワンフロアでのMD集積。三越伊勢丹グループが手掛ける中小型店舗事業の一環「スペシャリティストア」としてのブランディングと、新規顧客へのコンタクトポイントとして、今回の丸の内店は重要な意味を持つ。
同店の内装を手掛けたデザイナーの辻村久信氏、大西洋・三越伊勢丹HD代表取締役社長、小島伸一・イセタンサローネ メンズ店長に話を聞いた。
(今回のオープンに関して大西社長は)「12年前に伊勢丹新宿本店メンズをリモデルしたときに3年から5年以内に3000平米から5000平米の面積でイセタンメンズという名前で出店するという計画を持っていた。それからすると今回の丸の内の出店は遅すぎたという感がある。規模も現在、開発中のこのエリアで2、3年待てば3000から5000平米の面積の店舗を構えることも可能だったがコーナー立地でもあるこのスペースで今、出店することが現場としてベストの判断。