2016年1月4日 16:00
嗜好品のように集められた本が並ぶ町の本屋、誠光社を訪ねて【京都の旅】
最小限の規模で、店主が本選びも、店番も、取引先とのやりとりも行う。大変といえば大変だが、でも、だからこそ、「自由に好きな本を選んで、今、本当に読んでほしい本の提案ができる」と堀部さんは笑顔を見せる。
土地に根付き、お客さんとの接点を出来るだけたくさんつくり、店主自身も勉強しながら変化する。本もまた、固定化することなく、商品構成は刻々と自在に変化していくのだろう。堀部さんと話していると、本屋は生き物、そう実感する。
「店の姿としてはこれまでに親しまれてきた町の本屋ですが、経営のあり方や舵取りは、これまでと一線を画していくでしょうね。本の流通に風穴をあける存在になりたいです。本は贈り物、本屋は町の光です(笑)。
こんな本屋さんが町に増えてきたら、本の世界はもっと面白く、元気になると思いますよ」と、静かに語る堀部さんが、店名に込めた熱い想いを改めて感じた。
取材協力/
誠光社
TEL:075-708-8340
嗜好品のように集められた本が並ぶ「誠光社」
嗜好品のように集められた本が並ぶ「誠光社」
嗜好品のように集められた本が並ぶ「誠光社」
嗜好品のように集められた本が並ぶ「誠光社」
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